発光キノコ栽培 : ヤコウタケ栽培キット購入編

憧れの光るキノコをついに入手した。MGS3のオロシャヒカリダケを見て以来、いつか育ててみたいと思っていた。光る生き物ってなぜこうも魅力的なのだろう!
ガルガルガール ウェブ ショップというネット通販サイトで販売中。

ヤコウタケ

ヤコウタケは小笠原諸島や八丈島などをはじめ一部の地域に分布するキノコ。小笠原諸島での別名はグリーンペペ。学名はMycena chlorophos。光るキノコは世界中に何種類かあるがヤコウタケはその中でも最も明るい部類に入るそう。
過去にもネット販売されることはあったようだが継続的な販売には至らなかった模様。子実体を発生させるのにコツがいるようだから商品にするのには難易度が高いのだろう。この栽培キットもまだテスト段階といった感じで今後さらに改良されていくのではないだろうか。
一応ヤコウタケの栽培方法はある程度は確立され特許として公開されている。それによれば子実体発生に重要なのは覆土、光、湿度、温度変化らしい。覆土は必要だけど光も必要というのは真逆の性質に思えて面白い。上記の特許では覆土に透過素材を混ぜることでこれを解決しているっぽい。賢い!

ヤコウタケ栽培キット開封&設置

ヤコウタケ栽培キット 郵送箱
届いたのは案外小さい段ボール箱。可愛いシールが貼ってあるのが粋だねぇ。

ヤコウタケ栽培説明書 記録用紙
まず入っているのは説明書、記録用紙、キノコ石鹸の宣伝チラシ。
記録用紙は日付、時間、温度、湿度、状況を書き込める。子供の頃の朝顔観察記録みたい。

ヤコウタケ栽培キット
栽培キット本体は栽培ケース、スポイト、種菌、腐葉土。
栽培ケースは蓋にフィルター付きの大きな空気穴が開けられてる。雑菌の侵入を封じながら空気を取り込むのだろう。ケースの底にはシリアルナンバーらしきもの。100セット限定だからたぶん100番まであるのだろう。
種菌はただの細かいピートモスに見える。本当に菌がいるのだろうか。ほんのうっすら菌糸が見えるような気もするようなしないような・・・。
腐葉土は普通の腐葉土。

ヤコウタケ栽培セット 種菌設置
事前に調べたところキノコ培養の敵はカビだ。雑菌が入らないように作業をしなければならない。説明書には石鹸でよく手を洗えとしか書いてないが念には念をいれて生物実験風に作業した。
まず作業台と道具、肘から指先までアルコール除菌。火のついたガスコンロの下で作業することで落下菌の侵入を防ぐ。ちなみにアルコールには引火しないよう注意。

ヤコウタケ栽培セット 種菌設置
まず栽培ケースに種菌を入れる。軽〜く押さえる感じで形を整える。

ヤコウタケ栽培セット 腐葉土セット
次に腐葉土に水を5cc入れて揉む。

ヤコウタケ栽培セット 腐葉土セット
その腐葉土を種菌の中央に盛る。この腐葉土の役割って何なのだろうか。湿度維持か子実体形成のための覆土か。あるいはその両方か。

ヤコウタケ栽培セット 霧吹き
そして霧吹きで軽く種菌を湿らせて完成。

後は湿度を保ちつつ待つのみ。置き場所は直射日光にあたらない室内。蛍光灯の光くらいが丁度いいっぽい。
この季節なら温度は特にコントロールする必要はなさそう。ただし気温が30度以上になるとカビが活発になるので冷やすのもありかもしれない。

以上でセット完了。所要時間はかなり慎重にやっても15分かからないくらい。お手軽だ。
かなり人気商品なので気になる人は早めにゲットしよう!入手しそこねた人は追加販売、来年の販売に期待!
[ガルガルガール ウェブ ショップ]

ヤコウタケの観察記録は以下の記事に続きます↓
[発光キノコ栽培 : ヤコウタケ栽培キット観察編]

参考にした書籍

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