初めての組織培養

最近、組織培養をやってみたくて入門書を買ってみた。毎日コツコツ読み進めてやがて読破。
じゃあ何の植物で組織培養やってみようか、というか植物ホルモン買わないとな〜とか思ってたらジュエルオーキッドにカビが発生。
死にかけのジュエルオーキッドの芽を救出しようと思いたった。こういうのって準備不足でもとりあえずやってみるのが大切。

道具

問題は素材の殺菌。これは今までのキノコ栽培でやったことない。
次亜塩素酸ナトリウムはケンミックス4を使うことにした。7エタはスプレーに入れたのを使う。

培地はプリンの瓶に作り置きしてたPDA培地に粉末ハイポネックスを加えて擬似ハイポネックス培地にした。適当だけどダメではない気がする。

あとは試験管四本に水入れて圧力鍋で滅菌。洗浄用。
芽を切って移植するために普通のカッターを用意。あとは滅菌したシャーレを廃液入れとして用意。

結果は如何に・・・!
試験管と寒天培地

操作

これらの道具を自作の無菌箱へ入れる。試験管に素材とケンミックス4を入れた物も無菌箱へin。素材を10分間殺菌しつつ、無菌箱を無菌にする。空気清浄機で排気しながらエタノールスプレーであらゆる物を殺菌しまくる。空気中のカビを撃ち落とすように。シュッシュッシュ。
10分経ったら試験管内の水で素材を3回洗う。次にエタノールをかけて10秒。すぐに水で洗い流す。素材の殺菌はこれでOK。

素材から、芽の上部2mmくらいを殺菌済みカッターで切り取る。そのまま芽を培地に置く。
あとは培地の入った瓶を適度な明るさの場所に置いておく。
自作無菌箱で組織培養

結果

自作の無菌箱の中でめっちゃ不自由ながらもそれらしい操作はできた。素材をめっちゃ落としたり、芽を落としたりしたけど。素材がもともとカビに冒されていたから表面を殺菌したところでどうなるか・・・という感じもある。それでも培地の上にちょこんと乗っている芽の先っちょを見ると少し嬉しい。
組織培養

結果は二日目にでた。やはりコンタミ!!!
組織培養のコンタミ
でも移植した芽以外のとこからはカビもバクテリアも出てないから、問題点は絞られてくる。
素材が悪いか、素材の殺菌が悪いか、カッターの殺菌が悪いかだ。無菌箱は自作ながら優秀っぽい。
自作無菌箱で組織培養

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